雉虎猫はアルペジオの夢を見るか?                          

枕草子と、ハゲと。

また1ヵ月半も放っておいてしまいましたが。

 

ちょっと前、学校の宿題かなんかで、むすめが『枕草子』の第一段を暗記しようとがんばっていた。

自分でホワイトボードに書いて、トイレに置いていた。

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そうそう。「春はあけぼの。……」ね。ふむふむ。

 

わたしも憶えさせられたが、中学生のときじゃなかったか?

実際、今でも家の前を下校する女子中学生たちが大声で暗唱し合っているのを聞く。

情緒もへったくれもあったもんじゃないが。

音読して古典のリズムを身をもって知る、ということなのかもしれないが、わたしの場合は就職試験とかクイズ番組を見てるときくらいでしか役には立たなかった。

ま、「わたし」というごく狭い、たった30年ぽっちでのことだけどね。

そういえばこんなばーさんもいたな~。「小説なんか読まん」っていう人も掃いて捨てるほどいると思うけどね。

とにかく、若いうちにいろんなことやっとき。いつどこで何が役に立つかはわからん。

 

「……白き灰がちになりて、わろし。」

(「わろし」って「そんなによくない」だったっけ。「あし」よりはいいんだよな、たしか。)

なんて思いながら読んでると、

 

「ハゲわろし。」

 

……ん?

 

「ハゲわろし。」

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………………………………………………あ、

このイラストはおとうちゃんかな? よく似てるわ。

このイラスト、「はてなブログ」のプロフィールとかの

画像にしようっと♪

 

というわけで、今日から変わっています。

今後ともよろぴく~(^o^)/  ←ちょっと壊れ気味。

 

母の日のごちそう

すでに旬を過ぎた話題ではあると思うが。

まずは、わたしとむすめの、血(は出なかったけど)と汗と涙の結晶をご覧いただこう。

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左がむすめの作ったオムライス。

右がわたしの作ったクラムチャウダー

オムライスはこちら。

はじめてでもおいしい! 楽しい! 10歳からのお料理教室

はじめてでもおいしい! 楽しい! 10歳からのお料理教室

 

 クラムチャウダーはこちらを参考にした。

一生作り続けたいおかず: 50年の名門料理教室のベストレシピ150

一生作り続けたいおかず: 50年の名門料理教室のベストレシピ150

 

 むすめのオムライス。

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自分でケチャップで描いてたけど、ねこ……だよな?

おかあちゃんのオムライス。

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むすめが細工してたけど、なんだろう、コレ?

カレーパンマン

 

よく見るとわかると思うが、オムレツの卵が破れてしまい、薄焼き卵でふさいでごまかしている(^^;)

わたしとむすめの小さな、ほんとうに小さな反抗だ(ToT)

 

さて、反抗といえばシフォンケーキだが、こんなんになった。

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それなりにきれいに見えるけど、底(写真では上)のほうがちょっとへこんでたり、切ってみると全体がスポンジ状であるはずなのに、みっしりしていたりする部分が少々あったりして、むぅ…という感じ。

ええい、「腹に入ればいっしょじゃぁ~」(おかあちゃん名言集 巻1 実家家訓編)ということで、ちょっときれいに供することでごまかした。

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ちなみにレシピは

暮しの手帖 4世紀85号

暮しの手帖 4世紀85号

 

 を参考にした。太白ごま油を使っていて、ふんわりかつしっとりと仕上がるのでおすすめ。

 

わたしもむすめも、なんだかどっと疲れた。

むすめの誕生日(6月)とか父の日とかおぼえてろよー(`Δ´)

 

……どっちもわたしが作るような気がする……。

 

詳細は後日。

乞うご期待!(なにを?)

 

苺のムースケーキ

また2ヵ月も放っておいてしまいましたが、こっちはみんな元気です。

 

春になって(もう初夏だけど)旬の苺が店頭に並ぶ頃になると、苺のムースケーキが食べたくなる(=作りたくなる)。

我が家の春の風物詩、ともいえるケーキだ。

いつも参考にしているのはこの本のレシピ。

婦人之友社のお菓子の本―ケーキから和菓子まで70種

婦人之友社のお菓子の本―ケーキから和菓子まで70種

 

わたしが時々お菓子を作るようになったのは、この本と出会ってからといってもいいだろう。

レシピは初心者でもわかりやすいし、むすめが園児時代のバザーでもパウンドケーキやクッキーを出品したが、結構評判がよかった。

まだ作ったことのないレシピがたくさん載ってるけど、ハズレはないと思う。

 

じつは数年間、このケーキはさぼっていたのだが、今回作ったのは、おかあちゃんの塾から旅立つ子たちへの、わたしからのはなむけだ(もちろん、塾長から「ケーキ作れや、おんどりゃー」という脅迫依頼があったからだが)。

数年ぶりということで少々不安もあったが、できたのがこれ。

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上面のゼリーが茶色いのは、きび砂糖を使ったから。

見た目はちょっとアレだが、白砂糖を使うよりは……ねぇ?

切ってみるとこんな感じ。

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土台のスポンジを焼きすぎて、鈴カステラみたいにちょっと硬くなってしまったけど、娘さんたちは

「うわーっ、なにコレ! おいしいっ!! お店でお金とれるよ、これ! お店ができたら私、毎日通っちゃう!」

とまでは言わなかっただろうけど、とても喜んでくれたようだ。

自分が好きで作ったもので、誰かが喜んでくれるって、ただただうれしい。

「仕事にするか?」という思いも頭をよぎらないことはないのだが…。

わたしがいま就いている校正者という仕事を選んだのも、「本を読むのが好き」だったからなのだが、「仕事」にすると「好き」だけではすまないことが多い。

読みたくない分野のゲラも読まなくてはいけないし、本当に「紙のムダ」と思える本も割り切って校正しなくてはならない。

それでも、「好き」だからなんとか続けていけるのかもしれないし、食指が動かなかった分野もじつはおもしろかった、と新たに発見できることもある。

「好きなこと」=「仕事」→幸せ・やりがい

が果たして常に成り立つかどうかはまだわからないが、嫌いなことをイヤイヤやってたくさん稼ぐよりも、よほど自分を愛している生き方だとは思う。

 

さて、明日は母の日だ。

すでにむすめはおかあちゃんから「わしゃーオムライスが喰いたいんじゃ。オムライス作れや、おんどりゃー」と言われている。

わたしはわたしで「わしゃークラムチャウダーが喰いたいんじゃボケー。明日は朝からとっとと作っとけや、この○○カス野郎!」とか言われてる。

くそー。

小さな反抗の意味で、勝手にシフォンケーキを作った。

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 できばえは明日のお楽しみ♪

 

 

 

(今回の記事には筆者の演出ではないかと思われる表現がありますが、現実か誇張かは読者の判断に委ねます。)