雉虎猫はアルペジオの夢を見るか?                          

手に入れる過程と、手に入れた後

前回の記事と通じるところがあるかもしれないけど、

欲しい物や事って、手に入れるまでの過程が楽しいような気がする。

 

もちろん、実際に手に入れたらそれはそれで楽しいんだよ。

あれだけこいねがって、ようやく手に入ったんだから。

 

けれど、「あれが欲しいなー、こっちもいいなー」なんて

カタログを眺めたり、誰かのレビューを読んでみたり。

手に入ったらあんなところに行ったり、こんなことに使ったり…

なんていろいろ想像をふくらませてみたり。

それがとっても楽しいかったなぁ、と

ついに手に入れたものを手にしながら思うことがある。

 

なんなんだろ?

手に入れた安心感?

「思い出は美しい」の法則?

 

「結婚する前はいろいろプレゼントしてくれたり

料理とかもたくさん作ってくれたんだよ。

ほんと『釣った魚にエサはやらない』んだよね~」

などと妻はむすめに愚痴っているが、

それも同じことなのだろうか?

 

いやいや、あなたを「手に入れた」覚えはないぞ。

プレゼントしなくなったのは、結婚して財布が一緒になったから。

料理は趣味みたいなものだが、「男の料理」って意外と金がかかるし…。

…って、我が家のことはどうでもいい。

 

結局は、「手に入れるまでが華」ってことなのかね。

しかし物欲に果てはない……。