別れの春休み
この辺の小学校は、18日から春休みです。
まだ始まったばかりですし、むすめはいまのところはおとなしいんだけど、
そのうち
「ヒマだー」「いっしょに遊べー」「どっか連れてけー」
と騒ぎ出すのは火を見るよりも明らか。
お昼ごはんだって妻と二人なら、かけそば・かけうどん・カップめんで
済んでたけど、そういうわけにもいかない。
本当に「じゃまくさいわ~」(京都弁で。妻もお母さんに言われてたらしい)
ま、子どものころなら長期の休みはうれしいし、
大人になったら鬱陶しいし。
歴史は繰り返すわけですな。
さて、むすめの担任の先生が転任することになりました。
俺が子どものころは、新聞で転任を知って一喜一憂したものだけど、
春休みが早いから新聞には間に合わないのかな?
むすめは先生の転任を卒業式の日に知って、泣いたそうです。
(「ええっ!? あのむすめが!?」 と思ったけど、みんな泣いてたそうです)
先生は(俺から見れば)まだ若くて、そのうえ去年結婚した新婚さん。
旦那さんも遠くで(といっても県内)先生をしているから、いきなり別居。
だから
「担任を1年しかやってないけど、もしかしたら…」
と妻は思っていたらしいです。
今回の転任で、勤める学校は違うけど、
お互い学校へ通える距離のところで一緒に住めるようです。
よかったね~。
新婚時代なんて一瞬の間に過ぎ去るし。(しみじみ)
そこで、クラスの役員などで世話になった妻は、
PTA総会後の懇親会の席で先生に花束を贈ることにしました。
(むすめから先生の転任を聞き、贈り物の準備をするには時間がなく、
結局当日の朝、俺が朝から遠くまで買いに行かされたことはどうでもいい)
でも、何の手違いか、先生は懇親会に出席されなかったのです。
けっこう豪華な花束にしてもらったのですが、うちに飾るのはちょっと虚しい…。
先生に連絡したら、我が家に来てくださるとのこと。
……俺はその間、使いっぱで買い物したりしてましたけど……。
むすめも、もう会えないと思っていた先生に会えて、ちょっと照れくさそう。
ちゃんと花束も渡せました。
先生が帰るとき、日は照っているのにサーッと雨が。
たいした降りでもなかったから、みんなで傘もささずに
車を見送っていると、大きな虹が出ていました。
みんな幸せになるといいね。
先生を見送った後、妻の携帯で虹の写真を撮るむすめ。