雉虎猫はアルペジオの夢を見るか?                          

ミュージカル初体験

昨日、駒ヶ根総合文化センターへミュージカルを観にいってきた。

近所のお子さんとおかあちゃんがお世話になっている人が出演するので行ったわけだが、わたしはこれまでミュージカルというものを生で見たことがなかった。

「ミュージカルの台詞って、全部歌いながら言うんだろ? なに言ってるかわかりにくいし、ふつうに言えばいいんでねえの?」

と思っていたからだ。そうではないと知ったあとでも、突然「盛り上がってね♪」的にみんなで歌いだすのもなんだか強制的で鼻につくし、ここできっとみんなは気分が高揚するんだろうなと思うと、そうではないお前がヘンなのだと言われているようで、Mではないわたしは(かといってSでもないが)ミュージカル映画も観なくなった。

歳をとって、「お前はヘンだ」と言われることに喜びさえ感じるようになった。

だったらミュージカルくらい観たっていいだろう。

 

さて演目だが、A-Stock Theaterによる『走れメロス』だ。パンフによれば、日本一長く続いている市民ミュージカルとのこと(since 1996)。

(なぜかこっちが緊張しながら)観せてもらった。千秋楽で気が抜けてるからか逆に緊張からか、それとも疲れからかはわからないが、開演直後は結構台詞がカミカミ。近所のお子さんのお父さんの話によれば、リハーサルの方がよかった、というのだから、緊張のせいか。

まあミュージカル初体験のわたしがあれこれいうのもなんなので控えるが、歌や踊りはそんなにウルサクなかったと思う。劇の流れ上、自然発生的に感じた。ふつうの演劇を観たという感じ。知り合いがいればまた観にきたいと思う。

次に観にくることがあれば、スタンディングオベーションを誘導してみたいね~。

あ、あと、今度は忘れずに花束も持っていきたい。