雉虎猫はアルペジオの夢を見るか?                          

「先生」が嫌い

教諭、医師、弁護士、政治家、作家、宗教家、…。

人様に「先生」って呼ばれて、どんな気分なんだろ?

 

学校の先生は、ほかに呼びようがないから

「○○先生」でいいだろうけど、

ほかは「○○さん」とかでいいだろう?

 

明治の頃ならいざ知らす、作家先生? ぷっ。

家業が政治屋のせがれが、議員先生? ぷぷっ。

 

若い人はそうでもないんだけど

「先生」と呼ばれなれている年食った連中に

「○○さん」って呼びかけても

気づかない(フリ)か、気づいても露骨に嫌な顔で振り返るんだよな。

サービス業ってことがわかってらっしゃらない?

 

まあ俺もオトナになったから、そういう連中には

ちゃんと「センセイ」って声を掛けるようにしてる。カタカナでね。

「大先生」でもいいけどさすがに気づくだろ、

バカにされてるってことが。

 

普通の人でも「先生」と呼ばれ続けると

どこかが狂ってくるようだ。

「先生」を辞めた人と仕事をしたことがあるが

どこか壊れてる人が多い。

「先生」という言葉にはそういう魔力のような力が

あるのかもしれない。

 

もちろん大部分の「先生」は

「先生」を志したときの気持ちを忘れていない

その尊称に値する方々だと思っている。

そういう「先生」に「センセイ」が駆逐されてほしいものである。