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母と娘のバッグ作り その2

タイトルの「母と娘のバッグ作り」だが、これはもちろん

「お母さんが娘さんに少しずつアドバイスしながら、仲睦まじく素敵なバッグを作る」

などという微笑ましいものではなく

「『週明けにバッグがいるんだよ! 作っとけやオラー!!』とか『ちょうどいいバッグが売ってねえんだよ! とっととピッタリなヤツ作れや、このちん○す野郎!!』と虐げられながら母と娘のバッグを作った」

というおとうちゃんの慟哭の記録である。

 

冗談(?)はさておき。

去年のある日、おかあちゃんが「むすめが通っている書道教室に私も通う」と言い出した。

うんうん。向上心があるのはいいことだ。

習字セットだのなんだのかんだのと必要になるだろうけど、お金の心配はするな!

(……と、一回ぐらいは言ってみたいものだ。)

 

さて、教室に通うとなると、やっぱりそういう習字道具とか半紙なんかを入れる袋が必要になるのだが、市販のものはサイズが中途半端だったり、柄やイラストがセンスに合わなかったりする。

「ないものは作る」

がモットーのわたしとしては、作ってあげるしかないでしょう。

 

さっそく布を買ってきて裁つ。柄はまかせてもらった。

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♪赤は血の色、黒は罪の色、オーレイッ!♪(『プリンプリン物語』のヘドロより)

みたいな配色だが、おかあちゃんが粗相をして墨汁をこぼしても目立たないように黒を基本にした。

 

見にくいが、内ポケットをつけた。糸の色は赤で。

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表袋布と底布を縫い合わせて、縫い代をアイロンで開く。

接着芯は前もって貼っておいた。

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持ち手をつける。

習字道具は結構重いので、ミシンでガシガシ縫う。

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表袋布と裏袋布を中表に合わせ(「その1」ではここで間違えて、内ポケットが幻のポケットになってしまった…)、入れ口と脇線をミシンで縫う。

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返し口から表側の布を引き出して、表に返す。

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返し口を縫って、入れ口の始末をしてできあがり。

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今回はポケットが埋もれることもなく、ちゃんとしたバッグができました。

こだわった点

 バッグ側面に見える黒い布と赤い布の高さの比を、黄金比(1:1.618)にしてみた。

……言われなきゃわかんないよな……。

 

布が余ったので、A4ファイルがラクに入る斜めがけのショルダーバッグでも作ろうかしらん。

いつになるかわからないけど。