通常登校再開
今日からむすめの中学校が通常登校を再開する。
全国の緊急事態宣言も解除されるようで、まずはよかったのだろう。
解除はされても、3密は避けようとか気を付けなければいけないことはあるが、むすめの学年は一クラスあたり40人弱が詰め込まれているので、文科省のマニュアルどおりのフィジカルディスタンスなんぞ取れんだろ、という気はするが、どうするんだろ。
さて、むすめが学校に行ったことで、今日は朝から静かだ。
もちろんむすめが一人で暴れて騒がしかったわけではなく、相手(おかあちゃん)がいたからやかましかったということは、彼女の名誉のために言っておく。
休校中は、むすめが家にいる、という以外ふだんと変わりがなかった。
私やおかあちゃんの在宅勤務は今年で8年目になるし、むすめも親に似たのかインドア派で、「ひまだー、どっか連れてけー」と騒ぐこともなく、日々淡々と過ぎていった。
この辺の保健所管内(人口15万5000人)では、3月末から4月初めにかけて5人の新型コロナウイルス感染者が確認された。東京から帰省した学生さんとその濃厚接触者だった。その後、新たな感染者は出ていない。
だけど、彼らに対して「感染して大変だったけど、治ってよかったね」とはいかないらしい。
「感染者が立ち寄った」というデマのせいで、ある居酒屋さんが閉店に追いやられ、先日の朝刊にお店の解体工事現場の前に立つ店長の写真と話が載っていた。
噂では、この保健所管内で感染者が出たと報道されてから、「どこの町の人間だ?」という問い合わせの電話が保健所に何本も掛かってきたとか。
噂では、周辺住民によって学生さんの家が特定されて、貼り紙・落書き・投石等の嫌がらせがあって、結局一家は引っ越したとか。
いずれも噂だから尾ひれがついているのだろうけれど、7年間この地に住んでみた私としては、噂だからと一蹴できる根拠はない。そういう人はいるだろうな、と容易に想像ができてしまう。「いなかの人は、みな純朴で優しい」はとっくに嘘なのだ。
都会のアパートの「隣の住人の顔さえ知らない」という距離感が懐かしく思い出される。
次の引っ越し先は、もうちょっと都会にしよう。
愚痴っぽくなったので、今日の一枚。
むすめの束縛から逃れ、自由を謳歌する一輝。